四国の電気を支える、 送電線の専門家集団
大地に道があるように、空にも道がある。 山を越え、谷を渡るその道の名前は「送電線」。 現代文明を支える電気を人々に届けるために今日も誰かが空の道を守っている。

  • 送電線
    発電所で作られた電気を変電所に送り、人々に電気を届けるための道が送電線(鉄塔と電線)です。送電線は高い山を越え、深い谷を渡り、24時間365日休むことなく全国津々浦々に電気を送り続けています。

  • ラインマン
    人々の生活を支える電気の通り道である送電線。その建設と点検に関わる仕事をする技術者がラインマンです。教育・訓練と研修によって大切な電気を送り続けるための高い技術と特別な技能を身に付けています。



ラインマンの仕事01
空の道をつくる。
鉄塔と鉄塔の間に電線を張る仕事を「架線工事」といいます。 架線工事では、まず細いロープを張ってから、細いワイヤー、太いワイヤーへと替えていき、最後に電線へと引き替えます。


ヘリコプターやドローンと連携

 01  ヘリコプターやドローンと連携


非常に重たい電線を張る架線工事は、まず鉄塔と鉄塔の間に細いロープを張るところから始まります。この時に活躍するのがヘリコプターやドローンです。


センチ単位で調整する技

 02  センチ単位で調整する技


鉄塔につながれた電線は、そのたるみまできっちり計算されています。長さ数百メートルに及ぶ電線では、たるみも非常に大きくなるのが当たり前。それをセンチ単位で調整する技術を持っているのがラインマンです。


地上と連携しての作業

 03  地上と連携しての作業


架線工事は地上の延線作業チームと連携して行われます。地上では、直径が2mほどの大きなドラムから電線を延ばし、上空で作業を行うラインマンへと届けています。



ラインマンの仕事02
鉄塔をつくる。
鉄塔をつくる仕事を「組立工事」といいます。 平地、潮風にさらされる沿岸沿い、険しい山間部など様々な地形に対応しながら、効率よく、安全に工事が進められていきます。 中には高さ100mを超える巨大な鉄塔もあります。


場所によって工法を変える

 01  場所によって工法を変える


鉄塔の組み立ては、クレーン車を用いる「移動式クレーン工法」が一般的ですが、場所によっては、クライミングクレーン工法や台棒工法を用いることもあります。


台棒を手足のように使う

 02  台棒を手足のように使う


険しい場所では台棒を鉄塔に設置して部材をつり上げる「台棒工法」によって鉄塔を組み立てます。ベテランラインマンになれば、ワイヤーの操作により手足のように台棒を扱います。


人の手が鍵となる

 03  人の手が鍵となる


クレーンによって運ばれる部材を上空で組み合わせるのはラインマン。鋼材と鋼材をぴたりと合わせ、ボルトでゆるみなく固定していきます。ボルトの数は1万本以上になることもあります。



ラインマンの仕事03
大地に基礎をつくる。
鉄塔の大きさは100mを超えるものもあります。 この巨大な建造物が、台風や地震でも倒れないように頑丈な土台をつくるのが基礎工事です。 重機を用いて深い穴を掘削し、コンクリートを流し込んで鉄塔の基礎材を大地に固定します。


いくつもの重機で大地に挑む

 01  いくつもの重機で大地に挑む


鉄塔が建てられる場所は平地ばかりではありません。角度のきつい斜面や岩場など、その場所に応じて重機を使い分けて、鉄塔を支える基礎(土台)の穴を掘削しています。


深さ数十メートルになることも

 02  深さ数十メートルになることも


巨大な鉄塔を支えるためには、掘削する穴の深さが数十メートルになります。穴の中に小型の掘削機械を設置して工事を進め、その後、人の手で鉄筋を組み立てていきます。


ヘリコプターや索道で資材を運ぶ

 03  ヘリコプターや索道で資材を運ぶ


自動車が入れない不便な場所に鉄塔を建てる場合は資材の搬入にも工夫が必要です。このような場合はヘリコプターや索道を用いて、大量の資材を運びこんでいます。



ラインマンとは?
For the community
働くことが地域のためになる。
生まれ育った地域への愛着はどんな人にもあると思います。 自分が働くことが、地元の友人や家族、お世話になった人たちのためになるなら、そこには大きな意味があります。 ラインマンは、まさしく地域の暮らしを守る仕事。 電気をなくして現代の生活はなにひとつ成り立ちません。 赤ちゃんからお年寄りまで、地域で生きるすべての人の力になる。 これこそ、ラインマンの誇りです。

実家通勤の経済的なメリット

地元に就職すれば、実家から通勤できる機会が多くなります。一人暮らしでは、家賃、光熱費、食費など、かなりの出費が必要です。実家に住みながら働くことで、経済的な余裕が生まれ、余暇の自由度が広がります。



地元で暮らした経験が生きる


初めて就職する時に、初めての土地で働く。2つの「初めて」が重なるとストレスは大きくなります。地元就職なら、暮らしに余計な心配を抱えません。また土地勘や地元への知識を仕事に生かすことができます。



プライベートにも余裕がある


休日に友人たちと遊ぶ場合も、地元に住んでいれば移動時間を気にする必要がありません。どこに出かけるにしても時間にも余裕が生まれます。プライベートが充実することも地元就職のメリットです。




数字で見る四国のラインマン。



みんな「はじめて」からスタートした
1~5年目 道具の扱い方や安全技術などをしっかり身に付ける新人研修。

 1~5年目 

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道具の扱い方や安全技術などを
しっかり身に付ける新人研修。

ラインマンの仕事は高い技術と特別な技能が求められます。まずは新人研修で、その基礎をしっかり身に付けます。道具の扱い方や安全装置の使い方、基礎的な作業方法を学び、十分に訓練を行うので初めての人も安心です。


5~20年目 一通りの技術を身に付ければリーダーとしての資質を磨く勉強会へ

 5~20年目 

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一通りの技術を身に付ければ
リーダーとしての資質を磨く勉強会へ

一通りの技術を身につけたら、中堅を対象にした勉強会や会議を経て管理者としての実力を磨きます。現場全体を任されるリーダーとして実績を積み重ね、ゆくゆくはラインマンとしての最高峰「マスターラインマン」を目指します。


スペシャリストへ 仕事を通じて多くの資格を取得できることも魅力

 スペシャリストへ 

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仕事を通じて多くの資格を
取得できることも魅力

ラインマンの魅力のひとつは多数の資格を取得できることです。資格を取得することで、仕事の幅がどんどん広がります。卓越した技術と技能、見識を持つ者(およそ上位1%)には、最高峰「マスターラインマン」の称号が贈られます。



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